
「準確定申告」って何ですか?
被相続人が亡くなった年の、1月1日から死亡した日までに得た所得について、相続人が被相続人に代わって、所得税の申告・納税を行うものです。


必ずする必要があるのですか?
そんなことはないですよ。
例えば、会社勤めのため、給与所得を得ていた人は、会社が年末調整で所得税の過不足を精算してくれるため、準確定申告は不要です。

一般的に、以下の人が準確定申告の該当者となります。
①個人事業主
②給与所得者でも、2,000万円を超えた収入があった人
③給与所得者でも、二箇所以上から給与を受けていた場合
④給与所得や退職所得以外の所得が合計で20万円以上あった場合 等

亡くなった母は年金だけだったから、準確定申告の該当者に当たらないですね。
そうですね。
ただ、医療費控除があったりで、準確定申告をすると還付を受けられる場合もあります。
ですから、該当者に当てはまらなくても、一度税務署に確認することをお勧めします。


いつまでに、申告をすればいいのですか?
準確定申告の期限は、相続開始を知った日の翌日から四か月以内ですので、急いで対応をする必要があります。
申告先は、被相続人の死亡時の住所地を管轄する税務署です。
