
相続人になると、どのような財産を受け継ぐことになるのですか?
相続というと、プラスの財産が手に入るイメージがあると思うのですが、
もし、被相続人にマイナスの財産があれば、それも受け継いでしまいます。


プラスの財産というと、現金や預貯金ですよね。
財産についてまとめると以下のとおりです。

【プラス財産の例】
①土地、建物、借地権など
②現金、預貯金、株式、貸付金など
③自動車、家具、骨董品、貴金属など
④電話加入権、著作権、ゴルフ会員権など
【マイナス財産の例】
①借金
②未払いの税金(固定資産税・住民税・所得税など)
③その他未払い金(家具、医療費、施設利用料など)
④保証債務

借金も引き継ぐということですね。
土地・建物にも要注意ですよ。
土地・建物はプラス財産と捉えることが多いのですが、マイナス財産となってしまうこともあります。
例えば、再建築不可物件だったり、需要が全くないなどで、
売れなくて固定資産税がかかるばかりの不動産を「負動産」と呼ぶことがあるのですが、
そうした不動産は義務ばかりなので、相続して困っている方も多くいらっしゃいます。


う~ん、もし、マイナス財産しかなかったら、辛いですね。
マイナス財産を相続したくない場合は、何か方法があるのですか?
要件を満たせば、「相続放棄」ができますよ。
でも、家庭裁判所に手続きが必要なので、気を付けてくださいね。
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